道程のつぶやき

第6回道程のつぶやき

カレンダーは7月に変わり、もう1年の半分が終わってしまった。

海士と大阪との行き来にもだいぶ慣れてきた。

この生活を始めてからというものの、毎日が本当にあっという間だ。

ふと気づけばもう日が暮れていて…

そんな毎日が続いて知らない間に4ヶ月が経った。

私は毎日を大切に過ごせているだろうか。

大好きな路線バス、最近は寝てしまっていた。

今日も変わらず眠かったけど、なんだか心が寂しくて、海士の景色をゆったり見れば寂しさも紛れるかなぁ、と久しぶりに起きて見ることにした。

ふと窓の外を眺めると綺麗な青空が広がっている。

夏はもうそこまでやって来ていて、海はきらきらと輝いている。

ひとつひとつちがう、淡い、儚い色をした紫陽花が綺麗に咲いている。

越してきたばかりの時新鮮だった海士の景色。

季節の移り変わりと共に少し姿を変えた景色がそこにはあった。

今も変わらず大好きな海士。

その変化の様子を見逃している自分。

なんだか少し情けなくなった。

大好きな場所のこと、大好きな人のこと、私は本当に考えられているだろうか。

自分自身の姿を振り返ることができているだろうか。

「忙しい」の一言ですべてを片付けてしまっていないだろうか。

海士に越して来たばかりの自分を思うと、今の自分はかなり余裕がない。

「初心忘れるべからず」と言うけれど、最近の私は完全に初心を忘れていたように思う。

今週末は七夕。

私の願いは変わらない。

大好きな場所で大好きな人たちと笑顔いっぱいに過ごせますように。

変わらぬ想いを大切にしたいと思う。

ABOUT ME
藤尾編集長
現役女子大生22歳。「都市と離島の暮らし方研究所」編集長。 離島の卒論を書くため、2019年3月から都市と離島の多拠点生活を開始。離島で観光船あまんぼうのガイドをしながら週1回本土の大学に通う生活を送る。趣味はお喋り。