連載

01.東京日和

どこで、誰と、何を感じ、暮らすか。

わたしたちにはいろいろな選択肢がある。
どこだって、なんだって、あり得る。

その選択肢のひとつ、
東京でのくらしを
ここで1年かけて綴ってみたい。


5月7日

10連休が終わった。

美術展に行き、写真展に行き、
お城を見に行って山登りをし、
友達と飲んで笑った。写真も撮った。
そんな連休だった。

たのしかったなぁ、ぼんやり思い出しながら出勤した。

久しぶりの職場。
まだ1ヶ月も経たない実習先だけれど、
連休を終えて戻り、
なんだかうれしくなってしまった。

懐かしいような、
ほっとするような感じ。
日常にちゃんと帰ってこられた、
みんないる、働いている、
そういうことへの安心感。

こういう、同じ季節を大勢で過ごしてゆく感じ、好きだ。

行き帰りの電車のサラリーマンも
同士のように思える。
そういえば、夏休み明けの教室の雰囲気も好きだったっけ。

今日は少し肌寒く、空気はひんやりと潤っている。
アスファルトの匂いと、
どこからか、ほのかに新緑の匂い。

仕事終わり、心地良かった。
連休もいいけれど、この方がしっくりくる。

明日からはまた暖かいらしい。
何を着ていこう。
電車の同士たちも、
今日よりは薄着だろうか。

ABOUT ME
中村祐理子
2018年11月、ワーホリで海士町に1ヶ月間滞在しました。そのときが初の離島暮らし。普段は埼玉で実家暮らしをしており、島や地方に所縁があるわけではありませんが、ワーホリをきっかけに興味を持ちました。 「あいうえお色日記」と「しりとり交換日記」を書いています。 2019年春から社会人です。