旅の途中で

190428離島ワーホリ滞在記

ゴールデンウィークの10日間。島で働きながら暮らすように滞在できる「離島ワーホリ」を利用して訪れてみたかった隠岐諸島の海士町で過ごしてみることにした。

海士町への道のりは長かった。
夜の8時に東京駅を出発し、高速バスとフェリーを使って目指した。ゴールデンウィーク初日の交通渋滞で予定していたフェリーに乗ることが出来なかったため、到着したのは結局翌日の夕方5時半ごろであった。

海士町は境港からフェリーで3時間ほど。隣の中ノ島で船を乗り換えて到着した。
本州からのフェリーはゴールデンウィーク初日ということで満杯。これほどアクセスに時間のかかる隠岐諸島にこんなに多くの人が向かうからには相当な魅力があるのではないか、と期待しながらの道のりであった。

海士町の玄関口、菱浦港に到着し、出迎えに来て下さった観光協会の方や他の参加者と「初めまして」と自己紹介をしながら滞在先に向かう。
初めての地で初めましての人たちとの10日間、不安と期待が入り混じったような気持ちであった。

滞在先までの道のりでも新しいことだらけであった。

道を歩けば地元のおばあちゃんが声をかけてくれる。
商店で買い物をすれば「これ食べな」とキッチンペーパーにくるまれたエビフライを頂く。
こんな東京では味わうことの無いような「日常」がたった数分、数時間の間にあふれていた。

夕飯は他の参加者や観光協会の方々と鍋を囲んだ。
商店で買った食材をみんなで調理し、話をしながら鍋を食べる。
初めて訪れた地でさっき会ったばかりの人達とひとつの鍋をつつくという不思議なディナーであった。

始めましての連続の海士町での一日目。
移動時間よりも着いてからの時間の方が短いのに離島ワーホリに来たからこその出会いの連続だった。

ABOUT ME
花輪 千穂
大学3年生。大学では「学び」や「地域」というワードを軸に現在の社会問題を幅広く扱うゼミに所属している。生まれも育ちも東京で「離島」という響きに惹かれて離島ワーホリに参加。旅行と都内の散歩が趣味。