編集長だより

第5回編集長だより

第3回から第8回にかけて私に変化をもたらしてくれた人・ものを紹介しています。

その3:飛び込ませてくれた人たち

離島ワーホリ参加中のある日、一通のメッセージが届きました。

海士町での長期インターンをしておられる学生の方からでした。

「本土から友達が来るんだけど晩ごはん一緒にどう?」みたいな感じだったと思います。

他のワーホリ生も誘ってみましたが、それぞれみんな予定が入っていて一人で参加することになりました。

その頃の私は極度の人見知りだったので、とても緊張して向かったのを覚えています。

着いてみると、誘ってくださった方とそのお友達4人がおられました。お友達は誘ってくださった方と同じサークルで、夏休みを利用して海士町に遊びに来られたということでした。皆さんは私より一つ学年が上の大学4年生でした。

どうしよう。完全にひとりアウェイ。しかもみんな年上。

正直来たことを凄く後悔していました。ひとりで来るべきじゃなかった、来る場所を間違えた、と。

しかし、そう思ったのも最初だけでした。

みんなで一緒にご飯を作って食べて、本土から来られているお友達の就職お祝いにも参加させていただきました。

初対面の私なんかが参加していいんかなーと思いつつも、「ことちゃん!」と元気よく呼んでくれるみんなのおかげで徐々に緊張が解れていきました。

番外編:編集長の詳細プロフィールにも書きましたが、私はかなり無言になりやすい人です。自分の考えていること、想いを言葉に変換するまでにすごく時間が必要です。それでもみんなは私にたくさん話題をなげてくれたり、私の話をゆっくり聴いてくれました。

その夜はみんなで夜遅くまでお喋りしました。大学生活のこと、人間関係のこと、就活のこと、将来のこと…。喋りながらみんなで雑魚寝して、本当に初対面だったっけ?と思ってしまうくらい、寝落ちするまでみんなで話し込みました。ひとつ年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんに相談に乗ってもらっているような、そんな夜でした。

本土に帰る日、みんなが別府港からお見送りしてくれました。菱浦港での盛大なお見送りの上に、みんながお見送りしてくれたので私の顔はもう涙と鼻水でぐしゃぐしゃでした。フェリーが見えなくなるまで手を振り続けてくれたみんな。甲板に出ている私を背景に撮ってくれた写真は大切な想い出です。

みんなとは今でも連絡をとっています。東京と海士町と大阪。場所は遠く離れているけどいろんな相談に乗ってもらっています。

私が春から海士町と大阪の多拠点生活をするという話をすると、「夏にみんなで絶対遊び行くよ!」と言ってくれました。初めて会ったときはこんなに親しくなるとは一ミリも思っていませんでした。

みんなには「飛び込んでいくこと」を教えてもらいました。

全く知らない場、知らない人たちの輪に飛び込んでいくのにはすごく勇気が必要です。

極度の人見知りだった私にとっては苦痛と恐怖でしかなかった。

でも、みんなのところへ飛び込んでいったとき、みんなあたたかく迎えてくれた。受け入れてくれた。

これは前回書いた全力で楽しむ人たちにも共通することです。来るものは拒まない、という感じ。

飛び込ませてくれる人たち、受け入れてくれる人たちに出逢えた今、私は見知らぬ場に飛び込んでいくことが大好きです。

最近では「行動力すごいね」と言われるほどいろんな場所に行ったり、いろんな人に会いに行ったりしています。

未知の何かに飛び込んでいくのは少し勇気は要るけど、その分とてもわくわくします。そして未知の何かに出会えることで、普段の自分に何かしらの変化が生まれます。目には見えないし、小さなものかもしれないけれど、必ず何かしらの変化が起きると思います。

このページもそうです。今までブログなんて書いたことがなかったし、ウェブなんて全く運営したことがなかったけれど、お話を頂いた瞬間、飛び込んでみたい、挑戦してみたいと思いました。

飛び込んでみて本当に良かったと思っています。自分の想いを多くの方に発信できること、そして多くの方と共に考えを共有できることの喜びを噛み締めています。「いつも楽しみに読んでるよ。」と応援の声を頂けることもとても嬉しいです。

そして、それと同時にこのウェブページにもっと多くの人に飛び込んできてほしいと思います。ABOUTにも書きましたが、都市と離島の暮らし方研究所はみんなで彩るウェブメディアです。どんなかたちでも構いません。飛び込んでほしい、あなたの色を見せてほしい。

飛び込んでいくこと。

あのとき飛び込んでみてよかった、思うことばかりです。

飛び込ませてくれたみんなに大きなありがとうを送ります。

では第5回はこの辺で。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

ABOUT ME
藤尾編集長
現役女子大生21歳。「都市と離島の暮らし方研究所」編集長。 離島の卒論を書くため、2019年3月から都市と離島の多拠点生活を開始。離島で観光船あまんぼうのガイドをしながら週1回本土の大学に通う生活を送る。趣味は写真とビール。