交換日記

第9回都市から離島へ、離島から都市へ〜生きる場所が変わった二人の交換日記〜

梅ちゃんへ

いやあ、返事がだいぶ開いてしまったね、ごめんよ!

新島での年末年始のお話をありがとう。
いろいろな場所にいる新島出身の新成人が集まれるように、1月3日に成人式をやること。「へええ!」と思いました。新島のあたたかさが文だけでも伝わってきたよ。

そして梅ちゃんにとって、大きな存在であった人の他界。
残念な話だけれど、その人はきっとたくさんの人に慕われていて、亡くなってからも梅ちゃんに、あなたような人になりたい、と言ってもらえて、あっちの世界でとっても喜んでいると思います。

島には限られた人たちしかいない中で、日々のコミュニケーションを育んでいく。代わり映えしない会話や、たわいもない噂話ばかりな気もするけど、自分を見ていてくれるような気がして安心するし、嬉しい。そんな東京にいた時にはなかった感覚が湧いてきている気がしています。
僕は子ではないけど、今「島に育てられている」かもしれないなと梅ちゃんの話を聞いて思いました。
今回亡くなられたその人への恩返しは、梅ちゃんがいつか「島が子を育てる」の一旦を担うこと、かもしれないね。

僕のおじいちゃんとおばあちゃんは高校の時にみんな亡くなってしまいました。
今となってはどうしようもない話だけど、もう少したくさんお話ししておけばよかったと少し後悔しています。そして社会人になってから、お酒を飲みながら、大人の話とかもしてみたかった。

うちの母親はおじいちゃんおばあちゃんのお墓まいりに行くとき、必ずビールを持っていってお墓に置きます。そして僕にそのお墓の前でビールを飲ませます。おじいちゃんとおばあちゃんと乾杯ってことなんだよね。きっと。恥ずかしいことさせやがるぜ。笑
でもその時間はなかなか悪い時間ではありません。家族とへらへら会話しながら、故人を想って飲む。正月に帰った時もその儀式をしてきました。
梅ちゃんに伝えたいことは、死後も一緒にお酒は飲めるんだよということと、とはいえ、できる限り生前にいろいろお話ししておいた方がいいかもよ。ということです。やっぱり返答はあると嬉しいからね。

都市と離島とは少し関係のない話になってしまったけど、交換日記なので全然OKかな?笑

ではでは今回も音楽コーナー。
今回はThe Beatlesの「In My Life」という曲を紹介します。なぜだかわからないけど、この曲を聴くと亡くなった祖父や祖母たちを思い出すのです。ふっしぎ。とても素敵な曲なので是非。

ではではまたね。寒いけど体調崩さんように!

ABOUT ME
榎本開
海士で島暮らしはじめました。