CITY

第7回しりとり交換日記

榎本さんへ

お返事ありがとうございます。
こちらはまだ寒い日は続きますが、陽射しや空気がすこーしずつ、春めいてきました。
そちらはまだまだ寒そうですね。
雪景色の写真を見ましたが、なんだかうきうきしてしまいました。


本やCDのおすすめ、わたしもすごく憧れます。
いつか大事な人に本を贈れるようになりたい、と。
ほんとうについ最近、考えていたところです。

わたしの場合は、励ましたり感謝の気持ちを伝えたり、そういう、本来手紙やメッセージで伝えるような事柄を本を通して伝えられたらすてきだなと思って。

難しいけれど、含蓄があってすてきじゃないですか?
それくらい幅広い教養を身につけたいし、じっくり人と向き合いたいなと思います。

榎本さんから本のおすすめ、いつかくるかな!楽しみにしています!


そして、途中、について。
わたしは何もかも途中ですが、1番はやっぱり、おとなになる途中かな、と。
これに関しては一生途中な気もしますが、その方が自然かもしれません。

いろんな人に出会って影響を受けて、その積み重ねを少しずつ消化して、それらが混ざり合って、そうしてわたしの「らしさ」が出来上がっていく。そんな感覚が強くあります。いまは、その真っ只中です。

榎本さんが島で成し遂げようとしていることも、早く聞きたくなりました。


それでは、ようやく、しりとりのテーマに。「噂」について書こうと思います。

噂話がとびかう社会。以前は嫌気がさしていたのですが、最近、許容できるようになってきました。むしろ、気になる。

噂の面白いところは、単に事実(ときには作り話?)が出回るだけでなく、そこに「噂を回す人の主観」が付いてくるところ。それがどんどん積み重なって、めぐってゆきます。良くも悪くも、人の評価、関心のかたまりなわけです。

人の噂話にかぎらず、食べもの、場所、映画などの口コミも同じようなものですね。

噂なんて不安定で、ときには無責任なのに、それが企業の戦略の一翼をも担いうる。ふしぎですよね。でも、それだけわたしたちは他の人の感覚に頼り、生活しているということだと思います。

弱いなぁとも思いましたが、なんだかいとおしくなりました。みんな互いに気になって仕方ないし、不安で仕方ないのかな、と。

こうした噂の多さは「都会の息苦しさ」として語られることが多いかもしれないけれど、かえって面白いと感じるのです。

噂にふりまわされるのを楽しめるくらいの余裕、バランス感覚を持っていられれば、これは、都会にいる強みかもしれません。

わたしはアルバイト先の人間関係を見ていて、噂について考えました。島ではどうですか?

ほとんどが知り合い、という環境での噂。早くまわるのでしょうか。それとも逆に無関心になるのかな。
都会か島か、の違いではない気もしますが。

島から戻って、わたしはあらゆる場所で海士の説明、体験語りをしているので、いつかそれが良い噂に繋がればいいなぁと思います。

それでは、こんなところで。
書きたいことがたくさんありすぎました。
次は、「さ」です!
楽しみにしています。

ABOUT ME
中村祐理子
2018年11月、ワーホリで海士町に1ヶ月間滞在しました。そのときが初の離島暮らし。普段は埼玉で実家暮らしをしており、島や地方に所縁があるわけではありませんが、ワーホリをきっかけに興味を持ちました。 「あいうえお色日記」と「しりとり交換日記」を書いています。 2019年春から社会人です。