連載

第5回あいうえお色日記

「おれんじ」

 

母と萩に旅行に行ったとき、オレンジ色の屋根の家を多く見かけた。
海士町でも山間部で特によく見かける。
島根の石見地方原産の石州瓦だ。

 

 

冬の寂しい山の景色がぱっと明るくなる。
かわいらしくて好きだ。
うーん。オレンジ。
海士町のオレンジ、他にあったかなぁ。
今まで撮った写真を見返してみた。
来島してまだ5日なのに、もう350枚。
さすがに自分でも引いた。
減らそう。いやでもこの写真は取っておきたい。これも。こっちも。
仕方ないか。あっさり諦めた。
大量の写真からオレンジを見つけた。2枚。

 

 

「船渡来流亭」(せんとらるてい)で食べた「寒シマメ漬け丼定食」。
シマメというのはスルメイカのこと。
新鮮でたまらなく美味しいのだ。
そして、フェリーどうぜん。(島前)

 

 

ここではフェリーが1日に何本もやってきては出かけてゆく。
出港を知らせる汽笛や激しくなる波の音にも少しずつ慣れてきた。
たった2枚だけれど、これだけで十分、海士町っぽくないか。驚いた。
意外と暖色の方がこの島をよく表せたりして。
色にさらに気を付けて過ごしてみようと思った。

ABOUT ME
中村祐理子
2018年11月、ワーホリで海士町に1ヶ月間滞在しました。そのときが初の離島暮らし。普段は埼玉で実家暮らしをしており、島や地方に所縁があるわけではありませんが、ワーホリをきっかけに興味を持ちました。 「あいうえお色日記」と「しりとり交換日記」を書いています。 2019年春から社会人です。