連載

第1回あいうえお色日記

海士町には色が溢れている。
時間で変わる空の色、日の当たり方で変わる海の色、季節によって変わる植物の色。
フェリーの船体の輝く白に、名産寒シマメ漬けのつややかな褐色。
そんな溢れる色に着目して、海士町を表現してみようと思う。

あいうえお順に、色でこの島の今を伝えたい。

「あお」

海士町に1番多いのは「あお」かもしれない。
青、蒼、藍、碧。

朝焼けのやさしいあお、遠くの山の霞んだあお、日が陰った海の黒くおどろおどろしいあお。そんな水面も日が当たれば途端にエメラルドのあおに輝く。

めまぐるしく現れるたくさんの「あお」にわたしは振り回されっぱなしだ。
見逃すまいときょろきょろし、見惚れ、写真に収めるべく携帯電話が手放せない。

海士町に着いてまだ3日目。
「あお」に振り回される日々はあと3週間以上続く。

ABOUT ME
中村祐理子
2018年11月、ワーホリで海士町に1ヶ月間滞在しました。そのときが初の離島暮らし。普段は埼玉で実家暮らしをしており、島や地方に所縁があるわけではありませんが、ワーホリをきっかけに興味を持ちました。 「あいうえお色日記」と「しりとり交換日記」を書いています。 2019年春から社会人です。