旅の途中で

シティボーイの離島体験記その11

こんにちは。

一昨日から、ブログを書くことに加えて港の清掃員もさせていただいています。

掃除をしていて、ふと下を見てみたら花壇が石畳ではなくサザエで埋められていることに気づき、小さな喜びを感じています。

残すところこのブログもあと2回となりました。離島ワーホリ生へのインタビューもこれで最終回になります。今回は観光協会で働いているワーホリ生へのインタビューです。


太田
太田
今日は私たち観光協会の太田と恒光が離島ワーホリ生の2人にインタビューしていきたいと思います。それではまず自己紹介をお願いします。
田島
田島
早稲田大学商学部4年の田島です。今回は大学の授業の一環で離島ワーホリに参加させていただきました。よろしくお願いします。
山口
山口
早稲田大学スポーツ科学部1年の山口です。今回は、田島さんと同じで、授業の一環としてこのプログラムに参加しました。よろしくお願いします。
太田
太田
一年生なんだよね。若いね。2人は今海士町で何をしているの?
田島
田島
離島ワーホリでは、離島ワーホリの制度を広めるために、離島ワーホリ生にインタビューをしてそれをブログにまとめて発信するという仕事をしています。今日で9本目のブログをアップすることができました。ワーホリ中に10本の記事を掲載できたら、自分の中でも達成感があるので頑張りたいです。
恒光
恒光
僕の愛読書です。(笑)昨日全部読みましたよ。
田島
田島
ありがとうございます!とても嬉しいです。
山口
山口
僕は海士町観光協会の方でお世話になりながら、あまんぼうのガイドとして自立しようと頑張っています。観光協会の電話対応などの業務もさせていただきました。今では、対応の仕方などもわかって、自分の成長を少しずつ感じています。
太田
太田
山口君とは席が隣なので、横で見ていて成長がとても早いなと思います。
山口
山口
あまんぼうのガイドの方も、最初は乗っているだけだったのですが、展望室だけとか行きだけとかの短めのガイドも経験して、昨日は行きから帰りまで一人でガイドすることができました。でも、観光協会の方々のプロのガイドを見ていると、笑顔を絶やさずにガイドをしていて。僕はいつも怒っているとか言われがちなので、そこは盗んで帰れたらなと思います。
太田
太田
表情は大事だよね。ガイドをやる前とやった後で変わったなと思うことはある?
山口
山口
そうですね。やっぱり聞き手を意識して喋れるようにはなりました。ただ流暢にすらすら言ったとしても相手には伝わっていないというのはよくあることで、どうしたら聞いているほうが聞きやすいように喋れるかっていうのは考えるようになりました。
恒光
恒光
良いことですね。それを考えるようになったきっかけって何だったの?
山口
山口
観光協会の方に言われたことですかね。「山口君はすごいガイドをすらすら言っていて、それは自分がよく理解しているってことだからいいことなんだけど、聞いているお客さんのほうは全部初めてのことだから、流暢に言われても耳に入ってこないんじゃない?」という指摘を頂きました。本当にそこで言われるまでは全く気が付いていなかったので、いい経験になりました。
田島
田島
なんかそれは僕も塾講師のバイトをしていてすごい感じたことですね。自分は理解しているからスラスラ説明しちゃうんですけど、生徒のほうを見てみるとあまり反応がよくなかったり。相手の目線に立って話すっていうのはすごい大切なことだと思います。
太田
太田
一年生でそういう経験ができているのは良いですね。田島君は来てみて感じたことはありますか?
田島
田島
僕は来る前に面接で観光協会で働くことを希望していました。なので、その時は電話対応など事務仕事をやるのかなと思ってきてみたら全然ミッションが違くてびっくりしました。初出勤の時に太田さんに「継続的に離島ワーホリに人を呼ぶために何かをしてほしい。」といわれて、その時はブログを書くとかどのように情報発信をしていくかが決まっていなかったので自分の中で不安はありました。でも、ブログを書くって決めて、毎日インタビューしてそれを記事にするという風に形を決めて今は発信している状態なので、このブログを読んで離島ワーホリに来てくれればとても嬉しいです。
太田
太田
僕はめちゃめちゃ興味深く読ませてもらってます(笑)。
田島
田島
本当ですか(笑)。自分が仕事をしていて一番うれしいと感じる時は、書いたブログを面白かったとか感想を言ってもらえた時です。自分の書いたブログがちゃんと人に伝わっていることを実感できるのでとてもうれしいです。なので、自分も今後そういう機会があったときに一言声をかけるというのは意識してみたいです。
恒光
恒光
意外なところに利点を感じるね。仕事自体にはどうですか?
田島
田島
インタビューをしたこともそれを文字に起こしてまとめたことも今までに経験がないので、どちらも自分にできるか当初は不安でした。ですが、何回も経験を積むことでその不安はなくなり、むしろ自分の成長を感じることがありました。インタビューでは、「このインタビューは何のためにするのか」という「目的」を、始まる前にインタビューされる側と共有することでより効果的なインタビューができるようになりました。
太田
太田
そうだよね。インタビューでその人の経験を掘り起こすのってなかなか難しい?
田島
田島
それはすごい実感しています。今回早稲田大学のメンバーのうち6人がCASで働いているんですけど、CASで働いているという事実は一緒でも考えていることは違うはずで、そこをどう質問して掘り出していくかがすごい難しいなと感じています。
太田
太田
僕も同じように勉強になってるよ。
恒光
恒光
今度は山口君に聞こうかな。山口君は1年生でこういうワーホリに参加しているんだけど、高校の時に何かボランティアとかを経験していたの?
山口
山口
いや、逆で高校の時はずっと部活一本でした。離島や社会的な問題にも興味があったのですが、部活にほぼすべて時間を割いていたのでボランティアにかける時間はほとんどなかったです。だからこそ、大学に行ったら自分の興味のあることは何でも挑戦してみようと思うようになりました。
太田
太田
いつ頃から興味を持つようになったの?
山口
山口
高校の頃からですかね。中学までは本当に水泳しか見ていなくて、外の世界を見ていなかったのですが、高校に入って外の世界を少しずつ見れるようになって、自分の興味関心を知ることができるようになりました。
恒光
恒光
家族の影響があったの?
山口
山口
家族の影響も少しはあると思います。僕の父は長野県山ノ内町という田舎出身です。そこは自然豊かですごくいいところだから、もっと人に知ってもらいたいという思いはあって地方創生とか観光に興味が出たっていうことはありますね。
恒光
恒光
そんな思いがある中で、山口君は将来どんなことをしてみたいの?
山口
山口
私はスポーツが好きなので、スポーツをもっと広めたいという思いがメインであります。それに加えて、離島とか地方にも興味があります。今、海外に比べて日本のスポーツって生活からは離れていると感じているんですけど、そこのギャップを埋めるためにどうすれば良いのかというのを今探っている状態です。
恒光
恒光
なるほどね。田島くんは地方創生が学びたくて海士町に来たの?
田島
田島
そういう思いもあります。僕は長野県出身なのですが、将来は地元に帰って長野県の発展のために尽力したいなという思いがあります。海士町は地方創生で有名なので、自分の持っている資源をどのように活用して、発信しているのかというのを肌で体感してみたいという思いはありました。
恒光
恒光
海士町に来る前と来てからで学びの内容でイメージの変化はありましたか?
田島
田島
僕が今やっている離島ワーホリについての情報発信をするという仕事では、海士町の「離島ワーホリ」という資源をどうやって全国に向けて発信して、知ってもらうかということを学べているので自分の思いと近い内容の経験はできていると思います。
恒光
恒光
なるほど。ちなみに地方創生ってすごく漠然としているけど、その定義って何だと思う?
山口
山口
僕は、地方創生とはその場所が持っている資源をいかにうまく消費するかだと思っていました。でも、海士町に来ることで資源をうまく消費するかっていうよりは、持っているものをいったん加工してオンリーワンにして発信するという方法もあるんだなと感じました。
田島
田島
僕は人が途切れずにその場所にいて、にぎやかっていうふわっとしたイメージがありますね。僕の地元は温泉街で旅館とかたくさんあるんですけど、後継者不足や観光客減少で店をたたむところも出てきています。そんな中で、人が途切れずにその場所を訪れてくれて、町全体がにぎやかになれば地方創生は成功したといえるんじゃないかなと。
恒光
恒光
そんな思いがある中で、2人とも海士町に来て働いていると思うんだけど、もう1回海士町で離島ワーホリを経験するとしたら、どの仕事をやってみたい?
田島
田島
僕はCAS凍結センターで働いてみたいです。海士町の産業はCASがあることで成り立っているといっても過言ではなくて、CASがあることで、漁師さんたちの努力も報われるし、町の資源を外部に発信できていると思うんです。なので、次来たときはCASで働くことで、現場を見て海士町の現状を知るってことをしてみたいです。やっぱり、現場を知っているのと知らないのでは、情報発信する際に説得力も全然違ってくると思うんですよ。
山口
山口
僕はもう一回観光協会で働いてみたいです。観光協会の人たちを見ていると、みんながそれぞれ熱意をもってプロジェクトを任されているんですね。それを近くで見ていて、自分もすごく刺激されているので、また観光協会で働いてみたいと思います。次は自分も何かしらのプロジェクトに関わりたいです。
太田
太田
それこそ、本当に来年もここに来るならなにか企画とか考えてきて実践してほしいよね。まぁ一人だけ延長して2年でもいいけど(笑)。

最後に離島ワーホリに興味を持っている人たちに向けてメッセージをお願いします。

山口
山口
そうですね。もし、観光協会で働けることになったら本当にいい方々ばかりなので、安心して来ていただければいいなと思います。
田島
田島
離島ワーホリに参加することで、全国各地から集まってきた学生と2週間離島で共同生活を送ることになります。遊ぶところとか寮にはテレビももないですけど、その分色々な価値観を持った人たちとゆっくり話すことができるのが良かったです。他人と自分の考えを比べることで、より深く自分のことについても考えることができて、来る前と後を比べてみると自分の成長をすごく感じています。なので、離島に興味があるという人だけではなくて、自分の人生について悩んでいるという人は、ぜひ離島ワーホリに参加して、たくさんの学生や海士町の方々と深い話をして自分のことを見つめなおすきっかけにしてほしいです。

(終)